STEP 1 — SETUP GUIDE

はじめ方・初期設定ガイド

ダウンロードからフォルダ構造の作成、Google Drive 連携、instructions.md の設定まで。ここを読めばすぐに使い始められます。

まず、仕組みを理解することが大切です

Claude Cowork は「指定したフォルダの中をAIがすべて参照する」という仕組みです。この構造を理解してからフォルダを作ると、後から迷いません。

Claude Cowork の基本構造

ClaudeProject/ ← これが「プロジェクトフォルダ」 │ ├── instructions.md ← AIへの基本ルール(最重要) │ ├── skills/ ← やらせたい処理のマニュアル │ ├── 01_試算表作成.md │ ├── 02_決算チェック.md │ └── ...(7つのスキル) │ ├── references/ ← AIに読ませる参照資料 │ ├── 税務/ │ ├── 労務/ │ └── チェックリスト/ │ ├── templates/ ← 完成形のサンプル(超重要) │ ├── 弥生インポートCSV.csv │ └── 試算表フォーマット.xlsx │ └── workspace/ ← 作業用(入力・出力) ├── 入力データ/ └── 出力データ/

AIはこのフォルダ全体を参照します。だからこそ、構造をきちんと作ることが品質の9割を決めます。

ℹ️
「Claude Cowork」と「Claude Code」の違いについて Claude Cowork はAnthropicのデスクトップアプリで、プログラミングの知識がなくてもフォルダを指定するだけで使えます。コマンドラインを使う「Claude Code」とは別のツールです。このガイドでは Cowork(デスクトップ版)を前提に解説しています。

初期設定の手順

以下の順番で設定していきます。難しいことは何もありません。

1

Claude Cowork をダウンロードする

Anthropic の公式サイトからデスクトップアプリをダウンロードしてインストールします。アカウントは既存の Claude アカウントがそのまま使えます。

ℹ️
Pro または Team プランが必要です。利用制限はプランによって異なります。
2

Google Drive for Desktop をインストールする(推奨)

ファイルをクラウドで管理したい場合は、ブラウザ版のGoogle Drive ではなく 「Google Drive for Desktop」 をパソコンにインストールしてください。

⚠️
ブラウザ版 Google Drive は使えません Claude Cowork はローカルフォルダしか読めません。ブラウザ上のGoogle Drive を直接指定することはできないため、デスクトップ同期アプリが必要です。

仕組みのイメージ

Google Drive(クラウド上)
↓ 自動同期
PC のローカルフォルダ(例: G:\マイドライブ\ClaudeProject)
↓ 参照
Claude Cowork がここを読む
3

プロジェクトフォルダを作成する

同期されたGoogle Drive フォルダの中(またはPC上の任意の場所)に、以下の構造でフォルダを作成します。

# Windowsの例 G:\マイドライブ\ClaudeProject\ skills\ references\ 税務\ 労務\ 助成金\ チェックリスト\ templates\ workspace\ 入力データ\ 出力データ\
フォルダ名は日本語でも英語でもOKです。ただし、後から変更しにくいので最初にしっかり設計することをおすすめします。
4

Claude Cowork でフォルダを開く

アプリを起動して「フォルダを開く(Open Folder)」から、作成した ClaudeProject フォルダを指定します。これだけで、AIがフォルダ内のファイルをすべて参照できる状態になります。

5

instructions.md を作成する(最重要)

ClaudeProject フォルダの直下に instructions.md というファイルを作成します。ここにAIの基本ルールを書くことで、毎回同じ品質で動作します。

⚠️
instructions.md がないと、AIが毎回違う動きをします 最もよくある失敗がこれです。必ず最初に作成してください。

instructions.md のサンプル(そのまま使えます)

以下を参考に、事務所の状況に合わせて編集してください。

# instructions.md — 税理士・社労士事務所 業務AI ## あなたの役割 あなたは税理士・社会保険労務士・行政書士事務所の業務AIです。 経理・税務・労務業務を正確かつ効率的に処理することが目的です。 ## 最優先事項 - 正確性 > スピード - 不明点は推測せず、指摘してから確認する - 根拠のない回答は禁止 ## 処理ルール - skills/ に従って作業する - references/ を必ず参照してから判断する - templates/ を完成形として参照する - 消費税は税抜経理方式を前提とする ## 出力形式 - 表計算データ → Excel (.xlsx) - 仕訳データ → CSV(弥生インポート形式) - 文書 → Word (.docx) - 回答は日本語でわかりやすく ## 禁止事項 - 根拠なき推測・曖昧な回答 - 法令・通達の無断解釈

✅ よい instructions の特徴

役割・優先事項・出力形式・禁止事項が明確に書かれている。事務所固有のルール(弥生フォーマット、消費税方式など)が記載されている。

📝 追加するとさらに良い

よく使う勘定科目の名称ルール・弥生の科目コード対応表・チェック時の判断基準など、事務所独自のルールを追記するほど精度が上がります。

⚠️ よくある失敗

instructions を空白のまま使っている・「なんでもやって」と書いている・英語で書いている(日本語の処理精度が下がることがあります)。

初期設定でよくある3つの失敗

失敗パターン 起きること 対処法
① ブラウザ版 Google Drive を指定した AI がファイルを読めない(エラーになるか無視される) Google Drive for Desktop をインストールしてローカル同期フォルダを使う
② フォルダ構造がバラバラ AIがどのファイルを参照すべきか判断できず、処理精度が下がる skills / references / templates / workspace の4フォルダを必ず作る
③ instructions.md がない AIが毎回違う動きをする。出力形式がバラバラになる 最初に必ず instructions.md を作成してフォルダ直下に置く

初期設定が完了したら、スキルを設計しましょう

どのスキルから始めるかは、一番困っている業務から着手するのがおすすめです。

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