実際に実務を切り盛りしている経営者の皆様にも、経営学としてキーワードとして残っている言
葉には共通した示唆を与えてくれるものもあります。
経済編
★範囲の経済性
複数の事業を別々の企業が行うより一つの企業で行ったほうがコスト的に有利になるという意
味 シナジーと同義★
経験効果曲線
製品の累積生産量が増えるに従い製品1単位あたりのコストが一定割合で減少するという経験則
経験による作業者の熟練、生産工程設備の改善が原因とされる
★有能性のわな
組織が満足した利潤を得ており不満がないとあえて現状の変化、戦略的対策をとらずをしよう
としないで、現状維持に甘んじてしまう状態
★革新者のジレンマ
同じように過去の成功が現状の主要顧客からの要望に対する持続的な対応のみに邁進し次
世代対応の破壊的なイノベーションについていけなくな競争に負けていくという経営理論
★80対20の法則
20%の顧客で80%の売上高を構成することが多いというもの
20%を占める顧客とのリレーションシップが重要という考え方
労務編
★権限責任一致の法則
各組織構成員に与えられる権限の大きさは担当する職務に相応すると共にそれと等量の責任を負う
★例外の原則(権限移譲の原則)
経営者は日常反復的な業務の処理を下位レベルのものに移譲し、例外的な業務処理(戦略
的意思決定及び非定形的意思決定に専念すべきという考え方
★命令統一性の原則
組織の秩序を維持するための上下関係に説いては、常に各組織間の中で常に特定の一人の
上司からだけ命令を受けるようにしなければならないという原則。
★効率賃金仮説
通常より高い賃金を払うことで労働者の怠慢を防ぐ方法
労働者が失うものが大きいので怠慢をして職を失うのを恐れ勤勉になるという考え方
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