財務諸表論
財務諸表論は、計算については簿記と変わらない方法で、やりました。
理論については大原の応用理論集と取り寄せ、タックの理論マスターを繰り返して暗記より
内容を理解するように努めました。
税理士科目5科目あると誰でも一つはフロック気味というか、なんだかわけのわからないうちに
ラッキーに受かってしまう科目が一科目はあるようなことを読んだ覚えがありますが、
私の場合の財務諸表もややラッキーでした。
その年の計算問題はとても難易度が高く理論勝負のような年でした。
専門学校で触れられてない会計公準が問われてたのですが、日商簿記一級で
学習済みだったので何と書けたのがよかったようです。
話はそれますが、企業の経理を目指す方や学生さんなどで若くて時間の余裕のある方は、
簿記一級は取っていて損のない資格だと個人的に思います。
管理会計や意思決定会計、連結会計など税理士試験では登場しない面白くて実用的な内容がある反面
工業簿記や原価計算については、苦手意識も出てしまう恐れもありますが…
企業の面接に行っても意外に税理士科目合格より簿記一級の方が評価高かったりした事も。
ハローワークで登録したら一級のあるから企業の方から面接したいと言われた事もありました。
後この試験どうしても長丁場になるしあまりストイックになりすぎず、自分の楽しみみたいなものは持ち続けてもいいと思います。
実際直前期でも夏休みの始まるこの頃はよく子どもと好きな海に行ってたし大好きなサッカーのワールドカップはたっぷり見てしまったし。
家を建てた時に説明をうけたインテリアコーディネータにあこがれてそちらの勉強も平行してやって
いい意味で気分転換になりました。
3年目からはうちにいるのも辛抱できなくなり仕事もしたのですがそれも却って精神的には
税理士試験にのめりこみすぎないでいい意味で救われたところもあります。
ただ勉強しないと気持ちが悪くなるような生活習慣、本当に細切れ時間も、理サブを持ち歩かないと気持ち悪い習慣をつけたほうがいいと思います。
変な話、食べながらとかお風呂入りながらやトイレのなかや犬の散歩中とかの勉強って意外と
覚えやすい気がします。
私が受けた時は専門学校の情報もないのでいきなり受けたので、間違いを二重線で消すのも知らず、全部最初に鉛筆で下書きして時間的にすごく厳しくてあせりました。
税理士試験は一種情報戦のようなところもありますので、お金と時間のある方は専門学校に通うのが近道だと思います。
予断ですがいくら直前期といえども睡眠不足は逆効果です。自分の所定睡眠時間を削っても結局一日
響いてしまい私には逆効果でした。