損益分岐点図表のみ方

損益分岐点図表をただ会計事務所からもらっても意味がわからないでしょう。

この表は、会社の性質を一つのグラフで如実に表わしている表であり、使い方、判断の材料となる大事な表です。

三角形の大きさは(売上高利益率×経営安全率)÷2なので

損益分岐点図表の二つの線の交わる三角の部分がすなわち利益を表す三角形です。

赤いAの線が売上高利益率 この辺が長いほど売上高利益率の高い会社といえます。

緑のBの線が経営安全率 この辺が長いほど損益分岐点が低く、固定費割合の少ない利益体質、経営安全性が高い会社といえます。

この三角形は経営安全率が小さければ必然的に同じ売上高利益率でも三角形(利益)は小さくなり)

売上高利益率が小さければ同じ経営安全率でも三角形は小さくなります。


損益分岐点は売上高がこれより上なら黒字、これより下なら赤字という重要な数値です。

損益分岐点比率は 損益分岐点÷売上高であらわされ低いほど不況でも利益が出る利益体質の会社といえます。

75%未満→優良黒字体質

90%以上→不況に弱い要注意赤字体質企業

業種ごとまたは会社の性質ごとに会社が取るべき指針や目標値も求められます。

 サービス業タイプ
 損益分岐点比率が高く変動費割合が少ない
人件費などの 固定費が多くその割には変動費がありません。 在庫も抱えてません
 粗利が高いが固定費が大きいため、売上が損益分岐点を超えてくると急激に利益が出ますが
 それ以下の売上だと損失が膨らみます。
 目標と対策 →いかに固定費を回収できる売上を計上できるか
 製造業タイプ  サービス業ほどではないが損益分岐点比率が高く粗利がやや大きい
 設備、原価に対する費用割合が高い 
 売上高が損益分岐点以下だと損失が大きく、こえると利益も高くなる。
 目標と対策→固定費削減 操業度を上げる 無駄の排除
 小売業タイプ  固定費は比較的少なく変動費が多い。 粗利はやや低め
 損益分岐点高を売上が超えると利益、下回ると損失になるがサービス業や製造業タイプのように急激でない
         
 卸売業タイプ  損益分岐点比率が低くほとんど費用が変動費  固定費は少なく損益分岐点比率も低い
 目標と対策→売上を伸ばすこと 回転率、原価の低減