項羽と劉邦その2


劉邦の履歴書←イメージ的にこんな感じ

氏名 劉邦後に漢の高祖となる 劉というのだけが名前で邦というのは兄ちゃんという意味で正確には名前でなかったのがそのまま名前になったらしい
生まれ 江蘇省北部 沛の生まれ 農家の末っ子
子どもの頃から何故か周りに劉邦命の子分がつく
若い頃は半分盗人のようなもので、ごろつき、ろくでもないやつという一般的評価を故郷からされる。

この頃劉邦を目にかけた蕭何により、目をかけられ生まれ故郷の頃からの劉邦シンパは大きな助っ人となる。
家族構成 後に残酷の代名詞のようにされる妻呂氏、及び子ども2人
容姿 でかくて、髭が長く一応見栄えはしたらしい
学歴 当然なし
職歴 蕭何のオカゲで亭長の役につく⇒始皇帝の命令により人夫を中央へ運ぶ指名を受けるも途中で遁走

帳良の助けもあり、調子よく間中〔秦の中心部)まで支配するも、激怒した項羽にすぐ囲まれ、項伯〔項羽のおじ)の助けもありどさくさにまぎれ、項伯と義兄弟になり、はいつくばってあやまる事により、鴻門の会で何とか命拾いするも宴席の途中でやばくなり遁走

その後も何度も劉邦は軍を集めて城を取るが「項羽が来た」という一言だけで何度も敗走、遁走の繰り返し

最後の戦いに近くなる頃、飯粒の塊のような城にとじこもり、項羽の軍を飢えさせる作戦に出た上、項羽との休戦の約束を破り追撃
韓信らの力もあり最後の最後で勝利を収める。

主な部下 蕭何 文書、食事補給なの事務的な能力がすごい

帳良 稀代の策略家、劉邦の知恵袋

韓信 最初は項羽側だが、彼を冷遇したため、劉邦へ。天才的な将軍となる。
    少数で敵を破った時あえて、背水の陣をひき、自軍が水におぼれるくらいなら直前の敵と戦い活路を開く      という策をひらき勝利を収める。
    漢の劉邦が最後に項羽に勝つキーポイントとなる人物〔項羽からも、あとから味方になるよう使いが来て       も劉邦を裏切らず。)
    後にその大きすぎる勢力は呂公らの策略により殺される羽目になる。
得技 遁走

好きな事 女、食べ物
怖いもの 項羽
自覚している性格 臆病、ぐうたら、弱虫
図太い、余りプライドが高くない、小さな我を持たないで生まれてきたような節がある。
誰でも受け入れる、身びいきしない

アピールポイント 一言で言えば「己の能くせざるところは人に任せる。」

物事の本質を見抜く力だけはある
底が無限のずた袋のように賢者の意見を聴く包容力がある。
劉邦は空虚なゆえ、器がでかいので有能者たちがその器を満たす事ができる。
秀吉と同じように何故かほっとけない陽気さと愛嬌がある。

でもどちらかというと秀吉のように才はなく、要領がよい家康タイプで項羽が信長タイプといえる。
やくざの親分的なところがあり任侠派である。
敵をむやみに殺さない。
褒美は太っ腹だ。
将に祭り上げられても比較的のんき
優秀な能吏さえ雇えば俺でも天下を取れるぜと考える。


項羽の履歴書←イメージ的にこんな感じ

氏名
項羽
生まれ
楚の貴族の名が項
典型的な楚人であり、江南省の揚子江の近く
家族構成
妻はなし。おじの項凌
後の愛人虞美人が有名
容姿

身の丈は高く、力もち、一種の愛嬌もあり 項羽の下に何千何万の兵士が強力な引力の元ひれ伏すような力がある。
学歴
なし
職歴
百戦百勝
勇猛にして、兵は強くみな項羽の下に
勇敢
友達及び部下

軍師はん増も追い出し、結局身内だけに最後はなったのが項羽の失敗の元
得技
劉邦退治

穴を掘って人を埋めること
好きな事
戦 虞美人といちゃつく
怖いもの
なし
自覚している性格
勇敢、反面味方、配下のものへ、涙を流して心配するほどの情のあつさを持つ。
敵と味方の2つをはっきり分け中間がない。
敵でも優秀な将が自分にひれ伏すと情がわいて厚遇するというおかしな面もある。

論功行賞の与え方が、身びいき、武功のみによっており、不満分子が増えた。
後に味方となった秦軍を大量に穴を掘って埋めるという残忍さを敵に容赦なくしてきたことにより民間人の援助を受けられない。