日商簿記と税理士 簿記の違い

よく日商簿記を取ってから税理士試験を受けた方がいいですか。とか日商簿記の1級を持っていれば税理士の簿記は楽勝ですかという質問を目にするのじゃがどうだろうのう

率直に言うとまず最初に会計科目をクリアした方がお勧めですので財務諸表と簿記論を受ける前に簿記2級程度の素養があった方がいいに越した事はありません。

ただ簿記の場合位が上がれば上がるほど、税理士試験の簿記論の範囲以外のものが含まれてきますので、最終的に税理士試験を少しでも速くクリアしたい方は遠回りになる可能性があります。

ぶっちゃけ、簿記論と日商簿記1級どちらが難しいのよ

2級から工業簿記も入りますし、1級は、管理会計、意思決定会計、恐怖の原価計算と工業簿記、連結会計などなど、会計士試験をめざす方の下準備ならいいのですが、税理士試験には登場しない範囲がかなりあります。
でも簿記については相性みたいなものもありますので、とりあえず3級か簿記入門コースの教材などをゲットして自分なりに相性を確かめた方がいいかもしれません。

うちのだんなは、簿記3級の為替手形のところで逃げ出しましたが、早い時点での適正みたいなものを自覚する事も肝心です。
1級と税理士の簿記論はどちらが難しいかというクエスチョンには、全体的に学ぶ内容は簿記1級の方が幅広く難解なのですが、税理士の簿記論のほうがはるかに試験はくせものです。
だから、難易度を具体的にのべてくれや


たとえて言えば1級が公立高校の入試なら税理士は有名私立高校の入試みたいなもので、試験委員がこれでもかというぐらい問題量を沢山出す上に、答えだすの絶対無理!っていう難題を毎年プライドをかけて出題してきます。
その上税理士試験の場合、機密保持のため試験委員が一人山にこもって(うそ)作ってるのでしょうか。。
専門学校の何人もの校正を経て作られた問題に比べ、こいつは何を聞いているんだかよくわからないよ的な摩訶不思議な問題もまま登場してきます

ゆえに1級はパターン式問題集(今でもある?)みたいな問題を機械的に繰り返していけば、特に商業簿記は満点を狙えるレベルの問題も多いですが、税理士試験の場合60点取れれば御の字。
クレージーなほど難しすぎる年には、自分から早退してしまうある意味潔い受験生が続出します。
 私も商業簿記で満点だったので天狗になってたら、税理士試験の簿記論で最初に受けたのが全然歯が立たないでショックを受けました。
税理士試験のほうが難しいわけだのう
それじゃあ日商簿記から税理士に行くコツとは何ぞや

とりあえず税理士試験の場合落とせない問題とスルーしていい問題の取捨選択が一番のポイントになり、
試験委員の掘った落とし穴にいかにはまらないかというある意味テクニックが必要になります。

 ついでに忘れていけないのは、会計科目といえども税理士の試験であるということ。当然消費税や法人税を知ってる人の方がアドバンテージがある年があります。